水害(その34)

水害にあったときに直ぐに「水害にあったときに」という冊子が私の手元にあったら良かったと
半年過ぎて今もって思っています。

社会福祉協議会とは、
『民間の社会福祉活動を推進することを目的とした非営利民間組織で社会福祉法人』とネットにあります。
決して、災害に対応するための組織ではなく、
人々が安心して生活できる町づくりのサポート活動団体のようです。

その動きの「スピード感が遅かった」と前回には書きましたが、
今回の水害で頼りに出来るのは「社会福祉協議会」しかなかったとも言えると思います。
全国社会福祉協議会(全社協)には、おそらくで申し訳ないのですが…
今回の水害にどのように対処するのが適切だったかのノウハウがあるように思います(前回にも書きましたがm(_ _)m)。
勝手な意見で申し訳ないのですが、私なりの意見を3点申しさせていただきます。

①県外のボラティアチームが災害地にすぐに入れなかったそうです。
 確かに、どこぞのだれか分からない方が県外からいらして「無償ボランティア活動します」は、なんだか怖い感じがしますね。
 しかし、この数チームは全国を飛び回って災害ボランティアに当たっている方々で
 おそらく、全社協が把握しているものと思われます。
 私のお世話になった「コミサポひろしま」は4日に起こった水害に対して早くから手を挙げていたのになかなか入れず
 正式に中海町地区にはいったのは11日からだそうです。
 復旧するための作業道具や重機はもちろん、何と言っても復旧するための知識量が豊富です。
 もう少しでも早く入って頂けると助かったことは間違いないと思われます。
 
②市民ボランティアさんの受け入れ体制に問題があったように感じます。
 どうゆう事かと言いますのは、、、「私はボランティア活動がしたい」という方は、
 役所で登録いただいて被災地へ向かうのですが、2時間か3時間の活動制限があったことです。
 確かに、真夏の炎天下の中で危険を伴い、更にコロナ禍でありますので妥当と言えば妥当かもしれませんが
 お手伝い頂く被災者側としては、数時間では何をしてもらっていいか分からないし、コミュニケーションも図れないまま終わってしまいます。
 また、ボランティア活動で被災者のために貢献したいと思っている方にとって数時間は短いかもしれませんし、
 次の日も「昨日の続き」と活動したかったかもしれません。
 実際、「何もできなかった。もっと貢献したかった。」という声もいくつか聞きました。

③今もって「意見交換会?」といいますか、「反省会?」といいますか、、、そういった会が行われていません。
 私のような思いをもった方もいらっしゃると思います。
 「いろいろな考えや思いを次に活かしてこそ!!!」と思ってしまいます。
 「水害にあったときに」という冊子のように、苦しんだ経験を、どこかで発生しうる水害に活かしてこそ人間であると考えます。
 苦しんだだけでは、またどこかで人が同じ苦しみを生んでしまいそうでなりません。
 まだ、町内には復旧の目途さえついていない方もいらっしゃいます。
 物事の順番があると思いますが、全社協を交えて意見交換ができたらと思います。

少々とげのある文章になったような気がしてなりませんので
次は明るい話題を・・・【つづく】

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