水害（その１０）

私は今回の水害について、小松市や近辺においても様々な被害が出ていることを知りませんでした。
私としては自宅や中海町のことだけで、いっぱいいっぱいで知る限りしかお伝えできない事をご了承ください。

さて、今回の災害において、即時に動いてくださった仲間たちがいました。
NさんやYさん達です。
「中海の被害が酷いとお聞きしています。タオルを用意しました・・・」
「必要なものがあれば、なんでも言うてください」
などなど…
SNS発信で、近隣や全国へ彼らたちのネットワークで、必要支援物資を集めて下さったのです。

災害後すぐあとは、私の家はもとより、町内に入ることができませんでした。
泥山やゴミなどが散乱し、道路が道路として機能していなかったからです。
実際、軽トラックが釘を拾ってパンクしました。
また、住宅付近には支援者の車やダンプやショベルカーなどの重機も入り、
とにかく、町内に車で入ることはできませんでした。

幸いにも中海町公民館は水害の被害が少なく町内の対策本部的な機能を担うようになりました。
仲間たちはSNSを通じて支援物資の呼びかけに対して、一旦、個人の自宅に集めて下さり
その物資をのむら農産きのこの里の駐車場まで運んで下さりました。
それを私は公民館へ運んでいました。

始めは「タオル」でしたが…「カップヌードルなどの日持ちのする食べ物」「飲み物」「塩素系消毒液」が
どんどん、どんどん、日に日にすごい量が集まり始めます。


彼らは、東日本大震災をはじめとする被災地支援活動を継続して行っており、そのノウハウを持ち合わせていました。
「日に日に必要なものが変わると思います。遠慮なく言ってください」と・・・
本当にありがたく、ありがたく・・・　【　つづく・・・　】