水害(その24)

自宅の復旧作業が始まったのが9月5日(月)だったかと思います。
屋内浸水は約40㎝だったので新たな壁を貼るには90㎝で壁を取り除く必要がありました。
これは、90㎝のところに壁を貼る為の下木があるからです。
また、もちろん、床も剥がしました。
この時、家電製品で使えなかったのは、おかげさまでというべきか2つの機器でした。
一つは床暖熱器、そして食器洗い機でした。

あとの冷蔵庫や洗濯機、電気コンロ、お風呂でした。
これらは浸水直後は漏電で使えませんでしたが、1週間もすれば水気が引いたのか使えるようになっていました。

さてさて、プロボランティアチーム「コミサポひろしま」の作業の速いこと早いこと、
的確で尚且つ丁寧、更に、私たち家族に寄り添ったお箸の仕方や、「ここはどうします?」と聞いてくれたり
安心してお任せできます。
更に更に、お支払などが無く、「いくらか受け取ってください」とお願いしても…
「今はその時でないです。余裕があったら気持ちだけ寄付いただければ・・・」と。
解体する小玉さんと家主の私と大工する松登さんで打合せしながらことは進んでいきます。
何ともスムーズで、特に小玉さんの心の配慮が素晴らしくて感動に値するモノでした。

床を剥がすとドロだらけを予想していましたが、この家を設計した木田智滋(家楽舎)さんのご指摘通り、
「地下への点検口に業務用扇風機を回し続けることで乾燥できるよ」との言葉通りに
扇風機のおかげでしょうか、ドロではなく、乾燥したひび割れの泥の層になっていました。
流石に床暖熱部は修復のしようがなくただ剥がすだけでしたが、

それよりも大変だったのが壁でした。
掃除や消毒をして外観的にはきれいに見える壁でしたが、取り外すとカビだらけ!!!
既に腐りかけていたところもありました。

カビが発生しているところは丁寧にカビ取りとカビ防止剤を噴霧、はけ塗りして乾くと「あら不思議!」
もちろん完全ではないにしろ、きれいな木材に戻って?いるではありませんか?
作業は4日ほどで完了!
ココでは詳細にはかけませんが、休憩中、小玉幸浩さんとお話しして・・・どのような人かが分かりました。
書けることは「私はまわりに迷惑をかけてきたので、贖罪の意を込めてこの仕事をしています」とのこと。

とにかく、被災した方の心に寄り添った作業をされる尊敬できる素晴らしい方であり、素晴らしいチームでした。【つづく】

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